山形旅行記

【詳細解説ブログ】山形県 銀山温泉 仙侠の宿 銀山荘 半露天寝湯付和室宿泊記

山形県は尾花沢市にある、銀山温泉の銀山荘へ行ってきました!

銀山温泉は「東の温泉情緒No1」(日経新聞)にも選考された東日本を代表する温泉街です。

温泉はもちろんのこと、昭和61年に制定された「銀山温泉家並保存条例」により、風情ある風景を楽しむことができます。

今回は贅沢に、家族4人で銀山荘の最も高級なお部屋である半露天寝湯付和室に宿泊してきました。

ガス灯が灯る夜の銀山温泉もブラ歩きしてきましたよ!

この記事では、銀山温泉と銀山荘の基本情報、半露天寝湯付和室、夕食・朝食とホテル施設、夜の銀山温泉についてレビューします。

実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。

目次

山形県 銀山温泉 仙侠の宿 銀山荘 半露天寝湯付和室に宿泊してきましたので、部屋のレビュー、ホテルの全貌、夕食・朝食とあわせて紹介します

銀山温泉 銀山荘 基本情報

銀山温泉とは

銀山温泉は山形県尾花沢市にある古くからの温泉宿で、名前の通りもともとは銀の鉱山として栄えた地で、温泉の開場はなんと足利時代にさかのぼるそうです。

現在の銀山温泉は大正末期から昭和初期にかけて建てられた木造建築の洋風旅館が主体で、昭和61年に制定された「銀山温泉家並保存条例」により、現在でも風情ある風景を楽しむことができます。

1980年代には、NHKの朝の連続ドラマ「おしん」の舞台になったことでも有名です。

銀山温泉では四季折々の景色が見られ、春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪、と季節ごとに違った風景がみられるのも魅力の一つです。

仙侠の宿 銀山荘について

銀山荘 公式ホームページ

銀山温泉 仙侠の宿 銀山荘の公式ホームページはこちらです。


(銀山荘 公式サイトより)

  • 客室数:全40室
  • 駐車場:70台(無料)
  • チェックイン:15:00
  • チェックアウト:10:00

銀山温泉 銀山荘 場所

住所:〒999-4333   山形県尾花沢市大字銀山新畑85
TEL :0237-28-2322

JRでは、大石田駅から送迎バスがあります(要確認)。東京駅からは新幹線を利用して約4時間となっています。

車では仙台宮城ICから48号線を経由して約2時間程度です。

銀山荘 客室

客室は全部で40室あり、半露天寝湯付和室とスタンダード和室となっています。半露天寝湯付和室のほうが値段は高くなっていますが、どちらも部屋数は1つで、部屋の広さは大きくは変わらないようです。

今回宿泊した半露天寝湯付和室は

  • 和室10畳(部屋全体では12.5畳)+2人用の半露天寝湯風呂付き
  • バス・ウォシュレットトイレ付
  • 加湿器完備

となっています。

銀山荘 食事

食事会場は大宴会場または個室料亭「蓬莱」があります。

食事会場はプラン内容や宿泊する部屋などによって異なるようですが、現在は感染症の影響もあり、朝食バイキングは行っていないようです。

銀山荘 お風呂について

銀山荘の大浴場、露天風呂および大浴場内の寝湯(今回宿泊したときは寝湯は工事中とのことで利用できませんでした)は温泉です。

[泉質] 含硫黄・ナトリウム・塩化物・硫酸塩温泉
[効能]胃腸病・神経痛・創傷・皮膚症・婦人科疾患・痔疾・リウマチ等の疾病に良い影響を与えるとされる
[泉温] 源泉温度60°C
[加水加温] 急な湯温変動があった場合のみ、温度調節のため加水または加温を行います。
(銀山荘 公式サイトより)

銀山荘 その他の設備

  • レストラン
  • ラウンジ
  • バー
  • 多目的室
  • 宴会場
  • 会議室
  • 売店
  • 自動販売機
  • ファックス送信可
  • ルームサービス
  • マッサージサービス
  • モーニングコール
  • 宅配便

となっています。

銀山温泉は「千と千尋の神隠し」の舞台にもなった?

有名なジブリ映画、千と千尋の神隠しの舞台として、「山形の銀山温泉」「宮城の鎌崎温泉」「群馬の四万温泉」「長野の渋温泉」「鳥取の羽合温泉」などが噂されているようです。

実際に、雰囲気はまさに千と千尋の神隠しでしたので、記事内でご紹介します。

ただ、ジブリ側では、特定の温泉街を舞台にしたわけではないとの立場のようです。

今回の宿泊プランの紹介

一休で半露天寝湯付和室を宿泊予約

今回の予約は一休を利用しました。

宿泊費は1泊2日、家族4人(大人2人、子供2人)で46,200円でした。

本来の宿泊代金は77,000円でしたが、GoToトラベルの割引+一休の即時割で計40%、26,950円の割引が適用されました

銀山温泉 仙侠の宿 銀山荘に実際に宿泊しました!お部屋や食事などをご紹介します

尾花沢市内~チェックイン

尾花沢市内の町並み~銀山荘まで


尾花沢市内からさらに田舎に入っていきます。家が一軒も見えませんね^^;


仙侠の宿 銀山荘に到着しました。駐車場はホテルに来る前にありますので、一旦戻ることになります。

駐車場からはホテルのバス(ワゴン)で送り届けてくれます。

チェックインはお部屋で行います


入り口から担当の仲居さんがお部屋まで案内してくれます。


今回泊まる310号室「繭玉の木」です。


お部屋でチェックインです。とても丁寧に色々説明してもらいました。

まず、夕食ですが、18:00と19:00が選べるのですが、銀山温泉の夜景が最も良い時間が20:00ころということで、19:00よりは早めの18:00からの食事を勧められました。

朝食については7:00, 7:30, 8:00から選択しました。

銀山温泉までは少し距離があります(歩いて5分程度)ので、夕方の時間はバスが30分おきに出ているそうです。

山の天気は変わりやすいので、エントランスのところにレンタル用の傘を用意してくれているそうです。

実際私達が散策したときは、夜も昼も時々雨が降ってきましたので、曇り空のときは傘を持っていくことをオススメします。若い仲居さんでしたがとても丁寧に説明してくれて好感が持てましたよ^^

銀山荘 半露天風呂寝湯付和室 ご紹介


お部屋にはカードキーで入ります。


玄関です。少し古さを感じますがきれいに配置されていますね。


トイレです。とても清潔でウォッシュレットと座面の消毒、手洗い、ペーパータオルがついています。


冷蔵庫には何も入っていませんでした。


お部屋です。

畳10畳とフローリング2.5畳です。床の間もあり、和風の雰囲気です。


電話置き場とその下に据え置き型のエアコンがあります。


フローリングの部分にはチェアとテーブルがあります。


半露天風呂(寝湯)はお部屋からみるとこんな感じです。

シェードで仕切ることは可能ですが、うっすらと見えてしまいます^^;


クローゼットには浴衣とお風呂セットが置かれています。


セーフティボックスはなぜか6個ありました。定員は4人ですけどなぜでしょうね?^^


テレビです。


テーブルに置かれていたウェルカムフードです。


お風呂の前の洗面です。シンクは陶器でできていておシャレですね。


アメニティもひととおり揃っています。


ミキモトコスメティックスのスキンケアセットも置かれていました。


お風呂の前に「入浴の仕方」が書かれています。


こちらが「寝湯」です。浴槽が浅めで、右側が斜めになっていて、頭を置くと寝そべったような姿勢が取れるのが特徴です。

おそらくゆっくり入ることができるようにという配慮からか、お湯の温度はぬるめでした。


この半露天寝湯、実は温泉ではありません。

こちらのバドガシュタイン鉱石を練りこんだタイルを入れることで、ラドン温泉になるそうです。


お風呂側から外を見るとこんな感じです。窓を開けると半露天になります。


窓から覗くと下に川が流れています。

窓はかなり大きく開きますが、お風呂に入りながらでは下にある川は見えません。周囲の木々が見える程度です


全面木が貼ってあり、洗い場の周りも木でできています。

木が若干古くて見た目が少々気になりました^^;

夕食は個室会場で和風会席料理

今回の宿泊プランは「基本プラン」ということになっていて、食事に関しては他のプランは特にありませんでしたので、半露天に泊まる人は皆同じプランだったのかも知れません。

夕食は「和食膳」となっていました。


食事会場は料亭「蓬莱」の一番奥の「さわらび」というお部屋です。


こちらが夕食会場です。全室畳のお部屋で、とてもきれいです。


こちらが夕食会場です。とても上品ですね。


こちらが子供用のプレートです。

エビフライ、フライドポテト、スパゲッティ、ハンバーグなど


こちらが大人の前菜(旬菜)です。ハート型の食前酒がカワイイですね^^。


こちらが献立です。


ハートの食前酒で乾杯です。照れますね^^。


洋皿 サーモンと地場野菜のカルパッチョです。


椀物 蟹爪のお吸い物です。


お造り 本マグロ、ブリ、ボタンエビです。


肉料理 山形黒毛ローストです。


ご飯(つや姫)、酒粕汁、漬物です。


デザートです 杏仁豆腐とわらびもちです。

山形の食材を生かした会席料理はとても美味しかったです。ローストビーフがメインというのは珍しいですよね^^

夕食後は銀山温泉を散策

夕食後、19:30くらいから銀山温泉にでかけました。

銀山荘は銀山温泉から歩いて5分くらいあります。ホテルの前から定期的にバスも出ていますが、玄関にはたいてい車がいて、タイミングが合えば送ってもらうこともできます。


今回はゆっくり歩いて向かいました。

「しろがね橋」から 少し暗く映っていますが、ガス燈がきれいに見えています。


こちらが足湯「和楽足湯」です。場所によって多少温度が違うみたいですので、足を入れる前にチェックしたほうがいいでしょう。


ガス燈のほんのりした明るさが本当に風情があっていい町並みです。


こちらは「古勢起屋別館」。銀山荘の姉妹館です。

銀山荘のお客は、以前はこちらの大浴場にも入浴できたそうですが、今はコロナの影響で行っていないそうです。


こちらはホテル街のほぼ端にある能登屋旅館。

こちらの赤い橋と能登屋旅館の景色が「千と千尋の神隠し」にも似ているという景色になっっています。

たしかに、幻想的な雰囲気はジブリの世界を思わせますよね。


こちらはお蕎麦とスイーツのお店。「伊豆の華」


こちらの「蕎麦ソフト」が有名です。


こちらが蕎麦ソフト。くろみつときなこをかけていただきます^^

まさに「千と千尋」の世界、昔の日本にタイムスリップしたような雰囲気を味わえます。やはり本格的に雰囲気を味わうには温泉街の旅館に泊まってみたいですね

客室のお風呂と大浴場

客室付の露天風呂


さて、夜客室の半露天寝湯に入ってみました。

ホームページには銀山川のライトアップが見えると書いていますが、夜はちょっと見えにくいですね^^;

お湯の温度はぬるめに設定されていて、自分では調整できないので、フロントに電話して温度を変えてもらう必要があります。

寝て入るお風呂が部屋についているというのも変わっていて面白いですよね^^


朝はこんな景色がみられます。直接は川は見えませんが、窓が大きいので開放感はあります。

露天の寝湯は面白いお風呂で、とてもリラックスできるいいお風呂でした。ただ、「寝湯」だけでなく普通のお風呂もあるともっと良かったですね^^。あと、温泉ではないのはやはり残念でしたね

大浴場について(感想)


(公式ホームページより)

大浴場にも入りました。大きな浴槽の普通の大浴場でした。

こちらはほんのりと硫黄の匂いがして温泉らしいお風呂でした。

朝食も個室で和食膳でした

朝食はホームページにはビュッフェバイキングとなっていますが、コロナの影響もあり、現在は和食膳の提供になっているようです。


朝食の会場は夕食と同じ料亭でした。お部屋も夕食と同じでした。

こちらが朝食膳です。小鉢中心でとても上品ですね。


温泉卵や焼き鮭、梅干しを含む漬物やおひたしなど、朝食らしいメニューです。

鍋は山形風の芋煮で、醤油ベースで牛肉と里芋が入っています。

山形に来たら山形風芋煮汁は一度は食べたいですよね^^


ご飯は白米も選べますが、なんと「おしん飯」として、白米に大根がはいったご飯も食べることができます。

ほんのり塩味で美味しかったです。せっかくなのでおしん飯食べてみることをオススメします^^

館内散策~売店

館内を少しご紹介します。


フロント前のロビーです。

ラウンジのようになっていますが、人は殆どいませんでした。


こちらはフロントです。


フロントの目の前に売店があります。


尾花沢はスイカが有名なようで、街ナカを車で走っていてもスイカの看板がよくありました。

お店でも「スイカサイダー」というのがよくありました。


山形といえばさくらんぼが最も有名ですが、ラ・フランスも有名ですね。

実際宿泊して良かった点、気になった点

今回、銀山温泉の銀山荘に宿泊しましたが、良かった点や気になった点など上げてみたいと思います。

宿泊してよかった点

お部屋が少なめでサービスが行き届いていました

チェックインから仲居さんがお部屋で丁寧に案内してくれて、食事のときもスタッフの方が入れ代わり立ち代わりサービスをしてくれました。

仲居さんはなんと18歳!とのことで若くてカワイイ方でしたが、その他のサービススタッフも男女とも若い方が多く、とても満足できるサービスでした。

ホテル自体や客室が比較的新しい

銀山温泉街の旅館は大正~昭和初期に建てられた建物を生かしているホテルが多く、全体に古めの旅館が多いのですが(一部新しいところもあります)、銀山荘は比較的最近のホテルということで、比較的新しいです。

ただ、客室付の浴室は木でできていることから少し古めの印象もありました。

露天風呂付き客室がリーズナブルである点

今回の宿泊は、休前日にも関わらず、一人あたり2万円を切っており、露天風呂付き客室としてはかなりリーズナブルに思えました。

特に今回はGoToキャンペーンが適応で一人1万円ちょっとで泊まれましたので、かなりお得でしたよ^^

気になった点

銀山温泉街から少し離れているところ

あらかじめ調べておけばよかったのですが、実は銀山荘という名前で、銀山温泉街の中にあるものだと思っていて、離れているとは思っていませんでした。

銀山温泉街の雰囲気を味わいたい方は、古勢起屋別館をはじめとする銀山温泉街の中にある旅館を選ぶことをオススメします。

客室の露天風呂について

これは行く前からわかっていたのですが、やっぱり温泉ではないと思うと少しテンションが下がりますよね。

浴室も広くてよかったのですが、窓から浴槽が離れていたので、やや景色が見えづらい点も少々残念でした。

銀山温泉 仙侠の宿 銀山荘 半露天寝湯付き客室 まとめ

銀山温泉 銀山荘 まとめ
  • 銀山荘は、銀山温泉街とは少し離れたところにある比較的新しいホテルです
  • 客室数も少なく、サービスが行き届いていた印象です
  • 銀山温泉街からは少し遠いので、雰囲気を味わいたい方は姉妹館の古勢起屋別館やその他銀山温泉街の旅館をオススメします

いつでもお部屋の温泉に入れるというのはとても贅沢で満足できる時間でした。

ただ、銀山温泉街まで少し歩かなくてはいけないのは知らなかったので、事前に調べておけばよかったと思います。

ただ、今後withコロナの時代にあって、露天風呂付き客室を選べるのは大きなメリットですね。

実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。

本記事が、銀山温泉 銀山荘の情報を知りたい方や、これから行こうと検討している方々の参考になれば幸いです^^。ご質問等ありましたらお気軽にお問い合わせからどうぞ!

ためになった、他の人に紹介したい、と思われた方は、ぜひ下のリンクからSNSで紹介してください^^。

コメントを残す

Translate »
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。