山形旅行記

【詳細解説ブログ】山形県 かみのやま温泉♨名月荘 施設の充実したプライベート感抜群の宿

山形県 かみのやま温泉 名月荘へ行ってきました。

蔵王連峰に昇る名月が見られるという名月荘は全20室が離れのような作りの贅沢宿です。

今回は名月荘の蔵王ビュー半露天風呂付き客室「鼓」に宿泊しました。

この記事では、名月荘がどんな宿なのか、今回宿泊したお部屋、大浴場と貸切風呂、夕食と朝食まで、ブログでフルレビューします。

実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。

山形県 かみのやま温泉 名月荘の温泉付き客室に宿泊してきましたので、館内の概要、お部屋、お風呂、夕食と朝食までブログでご紹介します

かみのやま温泉 名月荘 基本情報

かみのやま温泉とは

かみのやま温泉(上山温泉)は1458年開湯の歴史ある温泉で、上山温泉郷とも呼ばれる複数の温泉街から構成されています。

源泉は5つ(湯町・新湯・葉山・高松・河崎)あり、1978年(昭和53年)から組合による集中管理体制をされています。

以前は公衆浴場が多数あったようですが、現在は数が減っているようです。

かみのやま温泉 名月荘 基本情報

名月荘 基本情報

かみのやま温泉 名月荘の公式ホームページはこちら

現在の地での名月荘の創業(移転)は1996年となっています。

蔵王連峰を見晴らす4千坪の高台に趣きの異なる離れ風のお部屋が全20室ゆったりと配されています。

コンセプトは「四季折々の自然を堪能できる山裾の宿」。自然を愛でる、真の贅沢を味わって欲しいという想いが込められています。

食事は基本的にお部屋で。どの部屋にも別にダイニングルームが設けられていて、寝室を通らずに直行できる設計になっています。

  • 客室数:全20室
  • 駐車場:無料(30台 予約不要)
  • チェックイン:15:00
  • チェックアウト:11:00

名月荘 場所

住所:〒999-3242山形県上山市葉山5-50
TEL :023-672-0330

【宿へのアクセス】

自家用車:東北中央道 山形かみのやま温泉ICより約10分

JR:JRかみのやま温泉駅よりタクシーで約6分

名月荘 客室

お部屋は全20室で、特筆すべきは、すべてのお部屋が、離れ風にレイアウトされている点です。

どのお部屋も、リビングとダイニングが別になっていますが、お部屋の分類としては、蔵王ビューかどうか、ベッドルーム付きかどうか、お部屋に温泉がついているかどうかで大きく7つに分けられます。

今回宿泊したのは蔵王眺望側+客室温泉付き「鼓」となります

名月荘 館内設備

名月荘は、20室の小宿ですが、以下のような設備も充実しているのが特徴です

  • ロビーラウンジ
  • 談話室・・イギリスの農家をイメージしたオープンスペース
  • 湯上り処
  • 図書室・漫画コーナー
  • 売店「くれっせんと」
  • お蔵のギャラリー・・大正時代からの由緒あるお蔵。山形県のデザイナーやアーティストの作品ギャラリーとなっています。※営業時間:10:00〜18:00
  • 「妖精の森」のヨガルーム・・名月荘の敷地を一望できる丘に存在する妖精の森
  • ボディサロン「ナチュラルハンド」営業時間:14:00〜22:00

名月荘 温泉について

男女別の大浴場は天井、壁、湯船の縁には香り高い青森ヒバ、湯船と洗い場には御影石(みかげいし)が用いられています。

大浴場の他に、蔵王岩を大胆にくりぬいた岩風呂がユニークな貸切露天風呂、家族や仲間と楽しみたい貸切家族風呂があります。家族風呂についてはチェックイン後の予約となります。

※以前は貸切の立ち湯というお風呂もあったそうですが、2023年にリニューアルされ、貸切のサウナとなりました。下に体験記事を記していますのでぜひご覧ください。

  • 源泉名:上山温泉
  • 泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉
  • pH:8.2
  • 泉温:66℃(供与部位では42℃)

お風呂については記事内で詳細に解説していますので是非御覧ください。

今回の宿泊プランの紹介

宿の公式サイトから予約

今回は公式サイトで予約しました。

温泉付き客室「鼓」の宿泊費は1泊2日、2食付き、家族3人(大人2人、子供1人)で121,300円 (48,550円×2名+24,200円×1名)でした。

たびくる(ブログ管理人)
たびくる(ブログ管理人)
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山形県 かみのやま温泉 名月荘に宿泊してきましたのでブログにてご紹介します

ホテルの概要

今回は、山形県、かみのやま温泉、名月荘をご紹介します。

かみのやま温泉の開湯は1458年といわれ、源泉を5つ有する、山形県の歴史ある温泉です。

名月荘は蔵王連邦に昇る名月がみられることから名付けられたお宿で、小宿ながら施設の充実した高級旅館です。

今回は、蔵王ビューの温泉半露天風呂付き客室に客室に宿泊しました。

この記事では、名月荘の概要、お部屋と充実のお風呂や館内設備、食事まで、名月荘の魅力をフルレビューします。

見どころたっぷりの記事となっていますので、是非最後まで御覧ください。


かみのやま温泉、名月荘の創業は1996年。

蔵王連峰を見晴らす約4千坪の高台に、趣きの異なる離れ風のお部屋が全20室ゆったりと配置されています。

コンセプトは「四季折々の自然を堪能できる山裾の宿」。自然を愛で、真の贅沢を味わって欲しいという想いが込められています。


暖簾をくぐると、囲炉裏があり、薪がくべられていました。

全20室の小宿でありながら、大浴場はもちろん、貸切風呂や家族風呂、酒蔵、ギャラリー、売店など、施設が充実しているのが名月荘の特徴ですが、そちらは後ほどご紹介します。


エントランスには「名月荘」の立派な書。


こちらはフロントです。受付をこちらで行った後、お部屋まで案内してもらいます。


フロント前のロビーラウンジです。


広々としたラウンジは、チェックイン前後の待ち合わせの場所としても利用されます。

売店は廊下を挟んで向かい合って2つあり、こちらは小さい方の売店です。

こちらではおもにお菓子などのお土産が売られています。


名月荘オリジナルのワッフルやプリン、羊羹などのスイーツや、地元山形の名産品が並びます。


こちらのお饅頭は、出来立てを翌朝いただくことができます。今回はこちらのお饅頭とプリンをオーダーしました^^


小さい売店の向かいにもう一つ、大きい売店があります。


こちらでは、工芸品のようなものや雑貨などが売られています。


お部屋に用意されている名月荘のオリジナルパジャマもありました^^


こちらはロビーラウンジの隣にあるラウンジ「LUNA」。


奥に蔵王が見える大きな窓がある、高級感のあるラウンジとなっています。


CDや陶器などが飾られていました。

たびくる(ブログ管理人)
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他にも酒蔵やラウンジなどがあるのですが、そちらは後でお見せします。

チェックイン


チェックインです。まずはフロントで受付をします。

今回の宿泊費は最後に公開します。


お部屋まで案内をしていただきました。


チェックインが終わった後、お部屋でお風呂の説明、貸切風呂の予約、夕食と朝食の時間などを確認しました。

夕食については、一部の食事を魚料理へ変更することも可能とのことでしたので、今回は妻の分を魚料理に変更してもらいました。

また、朝食については、洋食と和食から選べます(通常は和食ですが、洋食については事前の予約が必要です)。和食についてはお粥かご飯を、味噌汁についてはしじみ汁と納豆汁から選べました。

蔵王ビュー+半露天風呂付き客室「鼓」 お部屋レビュー


今回のお部屋は2016年にリニューアルされた蔵王ビュー+半露天風呂付き客室「鼓」です。宿の方によると、やはり蔵王ビューのお部屋が最も人気のようです。


こちらがキーホルダーです。


こちらが玄関です。廊下は畳になっていて、和室であることがわかりますね^^


入り口にタオルや湯かごが用意されていました。


入ってすぐに洗面とトイレがあります。


こちらはダイニングルームになっています。


ダイニングの奥はデッキになっています。


デッキにはチェアとテーブルが用意されています。屋根があるのでデッキには雪はありませんが、庭の雪はすごすぎて、どんなお庭なのかわかりませんね(^^;)。


こちらがダイニングのテーブルとチェアです。食事はこちらのダイニングか、リビングの和室のどちらかでいただくことができます。


ダイニングにはCDプレーヤーがありました。


32インチくらいのテレビが壁掛けになっていました。


こちらは水場になっています。


ミネラルウォーター「月山自然水」は無料です。


クッキーもありました^^


棚にはカップやグラス、茶碗などがあります。コーヒー豆もありますね。


下には冷蔵庫がありました。冷蔵庫にはちょっとしたサプライズが・・


なんとフルーツ(ゼリー)と豆のスイーツが用意されていました。小腹の空いた時間なのでこれは嬉しい^^


洗面です。シンク一つのシンプルな洗面になっています。


男性用と女性用の化粧品が豊富です。


アメニティも歯ブラシ、くし、髭剃りなど。黄色い袋には子供用のアメニティも用意されていました。ドライヤーもありますね。


トイレは男性用と通常のウォッシュレット付きトイレがありました。男性用のトイレは珍しいですね^^


トイレにもヒーターが設置されていて、暖かくなっていました。


こちらはお部屋のお風呂の脱衣スペースです。奥に見えるのは大型のホットハンガーです。濡れたタオルも温かく速く乾くので嬉しいんですよね♪


こちらがお部屋の温泉半露天風呂です。窓が大きくとられていますよね。

半露天ですので、屋根はしっかりありますが、周囲が木造りでいい感じになっています。


湯舟は石造りで、一人であれば十分な広さの湯舟です。中に段差があり、景色を見ながら半身浴もできそうです^^


源泉はこちらの大きな石の中から出てきています。


シャワー付きの洗い場もしっかりと用意されています。


窓を全開にしてみました。奥の窓は全開になるように作りが工夫されているのがわかりますね。


半身浴であれば、こんな感じで蔵王の山々が見えます。素晴らしい景色のお風呂となっています。

半露天風呂ですので、寒い場合には窓の空き具合を調整することもできますね。


外から見るとこんな感じです。


そしてこちらがリビングです。


リビングの窓からの景色です。窓は開けられますが、こちらからはお庭には出られないようになっています。

この時は雪のため蔵王は見えていません。それにしても雪の量がすごいです(^^;)



窓側からリビングを見るとこんな感じです。10畳の和室になっており、鼓のお部屋は全体では60平米あります。
 
掛け軸のかかった立派な床の間があります。床の間があると和を感じますね^^


小さめのテレビとDVDのデッキがあります。DVDの貸し出しはされていないそうです。


こちらはクローゼットです。下には金庫が見えますね。


下の引き出しには、浴衣と足袋が用意されています。


下の段にはパジャマと羽織がありました。


こちらはお茶菓子。山形のブランド米、つや姫のせんべいですね。

名月荘について解説


名月荘について解説をします。

全20部屋で、それぞれのお部屋が離れのようになっていて、とてもプライベート感が高いのが特徴です。

写真の下側が蔵王側となっていることから、下側に向いたお部屋が蔵王ビュー、中庭側がガーデンビューのお部屋となっています。

大浴場は男女別に内湯と露天風呂、他に家族風呂と貸切風呂があります。さらに貸切のサウナにも大型のお風呂がついています。家族風呂は時間が決まっていますので、チェックイン後に予約をすると利用できます(無料)。

お風呂については撮影許可をいただいていますので、後ほどお見せします。

どのお部屋も、リビングとダイニングが別になっていますが、お部屋の分類としては、蔵王ビューかどうか、ベッドルーム付きかどうか、お部屋に温泉がついているかどうかで大きくAタイプからGタイプまでの7つに分けられています。


宿泊料金については、1泊2食、平日の2名宿泊の場合、一人37,950円〜74,800円となっています。特に柊のお部屋が、かなり高額となっていますね。

最もリピーターが多いのは、今回宿泊した、蔵王ビューで半露天風呂付きのDタイプのお部屋で、なかでも「扇」のお部屋が一番人気とのことですよ^^


泉質表です。源泉名は上山温泉、pH8.2のナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉、泉温66.2℃となっています。


名月荘の特徴としては、外に「お蔵」や「談話室」などといった宿泊者が自由に利用できるラウンジのようなスペースがあることです。こちらについてはあとでお見せします。


お部屋でwifiが利用できます。通信速度は24Mbpsでした。

お風呂のご紹介

大浴場 男湯


まずは大浴場の男湯をご紹介します。


脱衣スペースです。部屋数が20ですので、十分な広さですね。
 
こちらは洗面です。化粧品、ドライヤーもあります。


大浴場、男湯の内湯です。10人くらい入れそうな大型の湯舟は、下が大理石、上には青森ヒバが縁取られていて、高級感十分です。


周囲と屋根もなんと青森ヒバでできているそうですよ。素晴らしい雰囲気です。


源泉はこちらからかなりの勢いで出ています。お湯は無色透明無臭です。入りやすそうなお湯ですね^^


洗い場も十分に用意されています。


こちらが露天風呂です。こちらも広さは十分で、下が石で、上がヒバで縁取られています。


屋根はかかっていますが、開放感はまずまずですが、左側には・・


こんな景色が広がっています。奥行きがあっていい景色になっています。奥には竹林と、灯籠のような石組みがあって、いい感じです^^

大浴場 女湯


続いて女湯をご紹介します。


脱衣スペースはほぼ同様です。


大浴場、女湯の内湯です。男湯とほぼ対照的なレイアウトになっています。洗い場も同様に十分ありますね。


お風呂も同様に大理石とヒバでできていて、十分な広さがあります。


露天風呂もほぼ同様ですね。


露天風呂から見る景色は若干違っていますが、雰囲気は同様です。

貸切露天風呂


貸切露天風呂をご紹介します。予約不要で、入り口にランプが付いていなければ入ることができます。


通路は外にあります。


サンダルが用意されていました。


一旦完全に外に出ますので、冬は寒いです(^^;)。


さらにおります。途中から階段が多少凹凸のある石になっているので少し注意が必要です。


入り口の内鍵を閉めると「入浴中」のランプが光るので、必ず鍵をかけましょう^^


こちらが貸切露天風呂の脱衣スペースです。貸切風呂ですので、数人程度の広さになっています。


こちらが貸切露天風呂です。大きな蔵王石をくり抜いた岩風呂になっています。とても雰囲気がありますね^^


「露天風呂」となってはいますが、屋根はあり、周囲も囲われています。ただ、この不透明なアクリルの部分は開くことができます。


湯舟は岩をくり抜いたにしてはかなり大型で、3-4人入れそうです。


洗い場もしっかりと用意されていました。


貸切風呂までの通路の途中で、湯上がりサロンとエステサロン(隠れ家サロン)がありました。


こちらが湯上がりサロンです。休めるスペースとお水が用意されています。


こちらはエステサロンになっています。

家族風呂


もう一つの貸切風呂、家族風呂です。


こちらは予約専用となっており、利用したい場合はチェックイン後に予約をする必要があります。


こちらが脱衣スペースです。やはり数人程度の広さになっています。


景色は中庭が少し見える程度です。


洗面も高級感がありますね。


DHCの男女化粧品が揃っています。


アメニティも豊富です。ドライヤーももちろんありました。


こちらが家族風呂です。大浴場でもおかしくないようなかなり広いお風呂になっていますね。


湯舟は全体が石でできていて、3-4人ゆったり入れそうですね^^
 
洗い場もシャワー3つしっかり用意されています。


大きな窓からは中庭の景色が見えています。

露天風呂ではありませんが、中庭のデッキに出ることができます。

離れの施設

名月荘の特徴の一つは、本館とは別に、貸切風呂や談話室など離れの施設がある点です。以下一つづつご紹介します。

サウナ名月荘(貸切サウナ)


以前は「立ち湯」として貸切風呂になっていたところが、2023年「サウナ名月荘」としてリニューアルされ、温泉付きのプライベートサウナになりました。 

今回宿泊時は、プレオープンプランとして開放されており、1時間5,500円と高額ではあるものの、せっかくなので体験してきました。


入り口のところが狭目の脱衣スペースになっています。上のカゴにはサウナ用にタオルがたくさん用意されています。


こちらがお風呂です。サウナがメインとのことですが、正直こちらのお風呂だけでも十分満足できそうです^^

大きめの石の湯舟は、かなり深さがありますが、段差が二段あるため、いろんな入り方ができそうです。


上も木造りで、高級感もあり、かなりいい雰囲気のお風呂です。


景色は山側となっています。


小さめですが洗い場もしっかりと用意されています。名月荘のお風呂はお部屋も含め、全て洗い場が完備されていますね。


洗面もあります。サウナらしく、ミネラルウォーターが4本用意されています。


そして奥にある黒塗りの建物の中にサウナがあります。


こちらはサウナの前室です。とても新しいですね^^


こちらがサウナです。開けた瞬間にモワッときます^^


広さも十分で、かなり本格的なサウナになっています。これはサウナーでも満足度高いですよ^^


サウナ室内の温度は85℃前後に調整されていました。


水風呂はどこにあるの?と思っていたら、屋外にある、露天風呂が水風呂ということでした。冬でしたので、氷が張っていました。せっかくの露天風呂、ちょっと勿体無い感じがします(^^;)

談話室


談話室は、エントランスをでてすぐ右にあります。


奥には人力車があります。イギリスの農家をイメージした離れのお部屋となっています。こちらは宿泊者はいつでも利用できます。


カウンターがあり、バーのようになっています。ヨーロッパの雰囲気が好きな方は、談話室の設えに、心が躍るかもしれませんね。


内装も素敵ですが、高級な家具や調度品が配置されてとても贅沢な雰囲気になっています。コーヒーやお茶なども用意されています。


ジッポーなどのライターが多数展示されていました。


奥には暖炉がありました。


「旅の思い出」を記入するノートがありました。

お蔵のギャラリー


お蔵のギャラリーは最も奥に行ったところにある棟です。こちらは秋田県鷹巣町・相馬邸の文庫蔵として使われてきたものを移転したものです。


こちらのギャラリーは宿泊者以外も入場可能です。


黒光りする梁や柱が堂々たる空間を作る蔵は、大正時代、秋田で文庫蔵として使用されていたもの。


重厚な空間は、山形のアーティストやデザイナーのデザイン作品や工芸品を常設展示するギャラリーとなっています。購入も可能です。

館内の施設

館内には、売店やロビーラウンジ以外にも酒蔵や湯上がりサロンなどの施設があります。

酒蔵(ワインセラー)


売店の奥、客室へ続く階段の手前に、「酒蔵」があります。


こちらは温度管理されたワインセラーになっており、ワイン中心に日本酒や焼酎などお酒が並んでいます。

高級なワインから地元のワインまで種類はとても豊富です。こちらから選んで、メモに記入をすると、夕食の際にいただくことができます。


今回は地元山形、高畠ワイナリーのシャルドネを選択しました。


酒蔵の奥は階段になっており、客室のある2階へ行くことができます。エレベーターはありません。


階段を登ると、これまたおしゃれな雰囲気の踊り場になっており、チェアに座って中庭の景色を見ることができます。


そして廊下を大浴場側に進むと、左には絵が飾ってあってギャラリーのような雰囲気になってきます。そして・・・

湯上がりサロン


廊下の右手には、湯上がりサロンがありました。


湯上がりサロンはとても広いスペースになっており、様々なソファやテーブルが配置されていて、こちらも贅沢な雰囲気です。



コーヒーやお茶をいただくことができます。


中庭の景色が見える素敵な空間です。


こちらの暖炉は実際に薪に火が入っていました。


大浴場の前には図書スペース。さまざまな書籍が並びます。


こちらは大浴場側です。

図書室


さらに、大浴場女湯の前には「図書室」がありました。絵本や童話、画集のほか、山形に関する本や美しい洋書も揃っています。


窓にはステンドグラスがあり、湯上がりサロンが透けて見えています。


こちらにも旅の思い出帳がありました^^

たびくる(ブログ管理人)
たびくる(ブログ管理人)
とにかく敷地が広大で、お部屋も、お風呂も、施設も広さに余裕のある贅沢な作りで驚きです。宿泊した際は、いろいろ楽しんでみたいですね^^

お部屋で夕食会席

名月荘では食事は朝食・夕食共に、基本的にお部屋でいただきます。食事内容については、好みに応じて柔軟に対応していただけました。


ドリンクメニューです。


ビール、日本酒・・


ワインも豊富です。


ソフトドリンクです。


まずは地元の月山ビール、ピルスナーをいただきました。


酒蔵でオーダーした高畠ワイナリーのシャルドネです。

子供のお膳は、ステーキ定食。いわゆるお子様膳ではなく、年齢を考慮してこちらにしてくれました。

山形牛サーロインステーキ、茶碗蒸し、コシヒカリ、馬鈴薯チップスとレンコンチップス


今回の献立です。普通は1枚の紙でずらりとメニューが並びますが、名月荘のメニューは変わっていて、数枚に分かれています。

1枚目には、「雪花」「春待ち」「名月の」「可憐な」と書かれています。これは通常の会席料理では前菜〜メイン〜デザートに相当します。


こちらが「雪花」、前菜に相当します。

食前酒は梅酒。甘めで度数低めの梅酒でした。


【雪花】山形の恵


うるい鯖煮(一味唐辛子)


こごみの胡麻がけ。こごみ、堀込セリに、黒胡麻のペーストと白胡麻がかけられています。


筍の皮に包まれているのが・・


タケノコ煮しめ。蕗と庄内豚のチャーシューが入っています。


うるいの葉の上にあるのは、自家製ブランデー風味のカラスミ。下にあるのはクリームチーズといぶりがっこを合わせたもの。うるいの葉ごといただけます。


にしんの染み大根。寒さが厳しい時期に作られる凍み大根にやまうどを盛り合わせて、木の実が添えられています。


菜花浸し。手前にあるのは車海老、エビの香りのエビ油で浸しています。

続いては「春待ち」です。


こちらが「春待ち」のお膳です。


【春待ち】百合根蒸し 茶碗蒸しが下にあり、上にはとろみをつけた蟹スープが乗っています。蟹の身は庄内の毛ガニです。

ハマグリ酒煮。ふきのとうを混ぜたご飯、タラの芽、酒蒸しにした蛤を乗せて味付けをしているそうです。


お造りは、こちらがヒラメ。付け合わせの野菜は赤根ほうれん草という山形の伝統野菜とのことです。一般的なほうれん草より甘みが強く、栄養価が高いそうです。


こちらがヤリイカ。こちらは小ネギと花帆、スダチ、ワサビ、岩のりを添えています。


続いて「名月の」。メイン料理に相当します。


メイン料理、名月です。山形牛A5ランクサーロインステーキ。牛肉と野菜を長時間煮込んで作った濃厚ソースがほんの少しかけられています。


こちらはメインの魚料理、鮑のサイコロステーキです。上の山形牛とどちらかを選ぶことができます。

馬鈴薯チップスとレンコンチップスが添えられています。鮑は玉ねぎの上に乗っています。


名月荘名物の平太モチモチ麺。きしめんの2倍くらいの太さがあるそうです。しめじや舞茸、干し椎茸など、豊富なきのこが入っています。


最後は「可憐な」。デザートです。


【水菓子】左側はフルーツ、日向夏、いばらキッス(いちご)

右側は豆腐ムースの上に、金柑、ホイップクリーム、ローズマリーが添えられています。

夜の景色


夕食後、夜食を用意してくれました。嬉しいサービスですよね^^


夕食の間に、リビングに布団を敷いておいてくれました。


枕元にはランプ、非常口の地図、ライトが用意されていました。


夜は外がライトアップされていました。


この日は曇っていたため、蔵王の名月は見ることができませんでした(T_ T)

朝の景色


翌朝は晴れました!中央少し左側に蔵王連邦が綺麗に見えていますね^^。

お部屋で朝食

お部屋で朝食です。今回は私が洋食、妻が和食膳を選択しました(通常は和食膳なのですが、数日前までにお願いすると、洋食を選ぶことができます)

こちらは洋食のメニューです。朝食は基本和食ですが、事前にお願いすると洋食もいただけます。隠しメニューみたいなもんですね^^


こちらが洋食です。メインのオムレツは後からきました。


こちらがメインのオムレツ、ベーコン、ソーセージ


アボガドサラダ


パンは胚芽パンとミルクパン。どちらも焼きたてサクサクでめちゃうまでした^^


トマトとナッツはサラダのトッピングです。


白菜を裏越ししたスープです。


季節のフルーツとヨーグルト。


こちらはジャムとケチャップ。


牛乳とジュース(にんじんとりんごとオレンジで作ったジュース)です。

こちらは和食のメニューです。丁寧な手書きの絵がいいですね♪


こちらが和食膳です。とても豪華ですね^^


シャケの塩焼きとサワラの味噌漬け、昆布の佃煮と明太子


だし巻き卵


海苔は下から炭で温められていました^^


茶香炉にはフキノトウ入りのお味噌が温められています。野菜(ズッキーニ、エリンギ、山伏茸など)をつけていただきます。


マグロの山かけ 大石田町の自然薯を使用しています。


真砂(まさご)和え(マダラの卵と糸蒟蒻、もやしを和えたもの)


黒豆納豆とおろし。納豆はクラシック音楽を聞かせて発酵させた山形県産の黒豆が使われています。


季節の小鉢はなめたけです。


ご飯はつや姫(右)と雪若丸(左)。


つや姫はやっぱりつやっつやです^^


選べる味噌汁は納豆汁です。

大根の紅花漬け、さくらんぼのしそ漬け、きゅうりの塩麹漬けです。

たびくる(ブログ管理人)
たびくる(ブログ管理人)
食事は夕食も朝食も素晴らしいものでした。特に、当日でも希望に応じて柔軟に対応してもらい、洋食と和食両方を夫婦でいただけたのは嬉しかったです^^

チェックアウト


チェックアウトの手続きはお部屋で行いました。

今回の宿泊費は家族3人で121,300円 (48,550円×2名+24,200円×1名)でした

名月荘、いかがでしたか?

充実した施設とお風呂、お部屋での素晴らしい食事、プライベート感に大満足の宿泊でした。

山形県 かみのやま温泉 名月荘 まとめ

名月荘 まとめ
  • 名月荘は全20室、施設の充実したプライベート感の高い宿です
  • 今回は人気の高い、蔵王ビューの半露天風呂付き客室に宿泊しました
  • 大浴場だけでなく、貸切風呂も充実していて、他にくつろげる設備も多数ありました
  • お部屋での夕食会席と、朝食膳も大満足でした

充実した施設とお風呂、お部屋での素晴らしい食事、プライベート感に大満足の宿泊でした。

実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。

本記事が、かみのやま温泉 名月荘の情報を知りたい方や、これから行こうと検討している方々の参考になれば幸いです^^。ご質問等ありましたらお気軽にお問い合わせからどうぞ!

ためになった、他の人に紹介したい、と思われた方は、ぜひ下のリンクからSNSで紹介してください^^。

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