この記事では、銀山温泉の人気和モダン温泉旅館 藤屋の概要、お部屋、お風呂、食事をフルレビューします。
銀山温泉は「東の温泉情緒No1」(日経新聞)にも選考された東日本を代表する温泉街です。温泉街自体が大正ロマンの風情ある街並みで、特に雪景色やガス灯の灯る夜景が有名です。
今回は隈研吾氏のデザインにより平成18年にリノベーションされ、銀山温泉街ではひときわ目を引く和モダンの温泉宿、藤屋に宿泊してきました。
この記事では、銀山温泉、藤屋がどんな宿なのか、お部屋、貸切風呂、夕食と朝食まで、ブログでフルレビューします。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【山形県 銀山温泉♨藤屋】全8室、貸切風呂のみ、お部屋食の高級プライベート宿
なお、同じ銀山温泉の能登屋と、銀山荘については、別の記事にしてありますので、あわせてご覧いただけると嬉しいです。
山形県 銀山温泉 旅館藤屋 Bタイプのお部屋(川側和室10帖+広縁)に宿泊してきましたので、客室、お風呂、夕食と朝食、館内の様子までブログでご紹介します
銀山温泉 藤屋 基本情報
銀山温泉とは
銀山温泉の始まりは、慶長年間(1596~1615年)といわれています。この地にあった、江戸時代には日本三大銀山にも数えられた延沢(のべさわ)銀山の鉱夫が発見したのが始まりとされています。
1689年には銀山が閉山され、その後も湯治場として栄えていましたが、大正2年の大洪水で温泉街は壊滅的な被害を受けました。その復興に際して各旅館が洋風3~4層の木造建築に建て替え、現在の大正ロマンと言われる独特の温泉街の景観が出来上がりました。
現在の旅館は12軒ほど、昭和61年には「銀山温泉家並保存条例」が制定され、現在の風情ある温泉街の景観の保存に一層の努力がされています。
また1980年代には、NHKの朝の連続ドラマ「おしん」の舞台になったことでも有名です。
銀山温泉では四季折々の景色が見られ、特に冬の雪景色が有名ですが、春は桜、夏は緑、秋は紅葉と季節ごとに違った風景がみられるのも魅力の一つです。
銀山温泉 藤屋 基本情報
藤屋 基本情報
銀山温泉、藤屋の公式ホームページはこちら。
旅館藤屋の創業は江戸時代、大正時代に現在の建物の原型となる大正ロマン、洋風の木造3建てとなりました。その後、2006年、隈研吾氏の設計で、かつてのイメージを残しつつ、和モダンな現在の外観となりました。
新しくなった藤屋独特の外観は、当初大正ロマンの銀山温泉の街並みに合わないという意見も多くあったようです。その後、経営不振や「金髪の女将さん」の帰国などを乗り越えて、現在の藤屋があります。
藤屋のコンセプトは「非日常」。隈研吾氏の異名「和の大家」の名にふさわしく、木のぬくもりと和の伝統が、洗練された現代建築と見事に融合した世界がそこにあります。
全8室、大浴場はなく、5つすべてのお風呂が貸切風呂、食事はすべてお部屋食と、銀山温泉でも随一の超プライベート宿となっています。
- 客室数:全8室
- 駐車場:完備(温泉街入口の藤屋専用駐車場から歩いて3~4分)
- チェックイン:15:00
- チェックアウト:10:00
銀山温泉 藤屋 場所
住所:〒999-4333 山形県尾花沢市銀山新畑443
TEL :0237-28-2141
【宿へのアクセス】
自家用車:東北自動車道 山形北ICより国道13号経由で約80分
JR:山形新幹線経由 奥羽本線大石田駅より車で約40分(送迎あり、要予約)
藤屋 客室
藤屋のお部屋は、すべて銀山川に面しているため、温泉街の街並みを楽しめます。
客室はA・B・Cの3タイプ。
- Aタイプ・・洋室のS300,A200と和室のA203があります。全室プライベートバス付
- Bタイプ・・3階にある和室。10畳+広縁
- Cタイプ・・2階にある和室。10畳+広縁、Bタイプより少し狭いタイプです。
今回宿泊したのはBタイプのお部屋です。

(Bタイプのお部屋:銀山温泉公式ホームページより)
銀山温泉 藤屋 温泉について
お風呂はすべて貸し切りのプライベート温泉。大浴場はありません。
貸切風呂は地下に1ヶ所、1階に3ヶ所、3階に1ヶ所あります。
- 地下のお風呂・・不思議さを愉しむ 昔藤屋のお風呂があった場所にあるお風呂
- 竹のお風呂・・幻想的な時間を愉しむ
- 石のお風呂・・芯まで伝わるぬくもりの湯
- ひばのお風呂・・ココロがかるくなるお湯 周りが竹で囲まれたひばの湯舟
- 天空のお風呂・・天女に恋する湯 屋根のある半露天風呂
基本は空いていれば24時間いつでも貸し切りで入浴できますが、3階の露天風呂だけはチェックイン時に予約が必要です。
源泉はpH6.9のナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉。泉温60.3℃。温度調整のため、加水・加温されることはありますが、基本的には源泉100%掛け流しとなっています。
今回の宿泊プランの紹介
電話にて予約
藤屋は全8室ということもあり、なかなか予約の取れない宿となっています。今回はBタイプの部屋を予約したかったため、予約開始日である6ヶ月前の1日、電話で問い合わせて予約しました。
宿泊費は1泊2日、2食付き、家族3人(大人2人、子供1人)で99,900円(大人41,700円、子供 16,500円でした(休前日))。
山形県 銀山温泉 藤屋Bタイプのお部屋に宿泊してきましたのでブログにてご紹介します
銀山温泉 藤屋への道

さあ、冬の銀山温泉へやってきました。雪はどんどん深くなり、まるで回廊のようになってきました。これは期待できそうですね^^
今回は山形県、銀山温泉、旅館藤屋(以下藤屋)をご紹介します。
銀山温泉の開湯は、約400年以上前の慶長年間(1596~1615年)。延沢(のべさわ)銀山の鉱夫が発見したため銀山温泉と名付けられたとされています。
銀山温泉街の和洋折衷の独特の外観は、大正時代の大洪水の復興に際して各旅館が西洋風の木造建築に建て替えたことから出来上がったとされています。
1980年代には、NHKの朝の連続ドラマ「おしん」の舞台になったことでも有名ですね。
藤屋は、2006年に外観を大幅リニューアルした、銀山温泉では随一の高級プライベート宿です。
この記事では、藤屋のお部屋と景観、全てのお風呂と豪華な食事を中心に、銀山温泉の街歩きもあわせてご紹介します。
見どころたっぷりの記事となっていますので、是非最後まで御覧ください。
さて、銀山温泉街には車の乗り入れができないため、自家用車で来た場合には途中の駐車場に車を置く必要があります。
駐車場から歩いていくこともできますが、藤屋の駐車場から銀山温泉街はやや遠いため、宿に連絡をすると車で迎えに来てもらえます。

温泉街が見えてきました。ここからは歩いて向かいます。

温泉街が見えてくるとテンションが上がりますね^^

「しろがねはし」から見る映画のセットのような景色は、大正浪漫への入り口。銀山温泉のベストシーズンと言われる雪景色を見ながら、しばしの間、タイムトリップを楽しみましょう!

コロナ禍による入国制限もなくなり、銀山温泉にも観光客が戻ってきました。

名物、和楽足湯もこの人だかりです😅

入り口から歩いてすぐ、藤屋に到着しました。まずは宿の概要をご紹介します。
藤屋 概要

銀山温泉街のほぼ中央にあり、ひときわ目を引く和モダンの温泉宿それが藤屋です。

(かつての藤屋)
旅館藤屋の創業は江戸時代、大正時代に現在の建物の原型となる大正ロマン、洋風の木造3建てとなりました。その後2006年に、のちに新国立競技場をデザインする隈研吾氏の設計で、かつてのイメージを残しつつ、和モダンな現在の外観となりました。
新しくなった藤屋独特の外観は、当初大正ロマンの銀山温泉の街並みに合わないという意見も多くあったようです。その後の経営不振や「金髪の女将さん」の帰国などを乗り越えて、現在の藤屋があります。
賛否両論ありますが、この外観がこれからの銀山温泉の「平成ロマン」のスタンダードになるのかもしれませんね^^
藤屋のコンセプトは「非日常」。隈研吾氏の異名「和の大家」の名にふさわしく、木のぬくもりと和の伝統が、洗練された現代建築と見事に融合した世界がそこにあります。
全8室、大浴場はなく、5つすべてのお風呂が貸切風呂、食事はすべてお部屋食と、銀山温泉でも随一の超プライベート宿となっています。

エントランスロビーです。ロビーは2階まで吹き抜けの開放的な造りで、間接照明と竹、ステンドグラス、和紙で構成されたスタイリッシュな空間が「非日常」を演出しています。
こちらの正面にある幅15mのステンドグラスはフランスのサン・ゴバン社の「ヴェールダルト」といわれる色の手吹きガラスです。
そこに、ステンドグラス作家の志田政人さんがフッ化水素酸で腐食加工をしています。

主に吹き抜けの2階部分に使われている細い竹のスクリーンは、簾虫籠(すむしこ)と呼ばれ、大分県の真竹3万本を1本あたり約40本に細かく割き、計120万本を1本1本現場で固定したものです。

客室は全室禁煙となっているため、銀山側に面した広い喫煙スペースがあります^^

2階の廊下はステンドグラスと簾虫籠に挟まれた廊下となっています。
こちらのステンドグラスと簾虫籠によるフィルターを通して、外と内の世界を重ね合わせる趣向が隈研吾氏の仕掛け。

こちらは江戸時代末期から伝わる、銀山陶石を使用した「銀山上の畑(かみのはた)焼き」の陶器。

廊下には「Where are you from?」と書かれたマップが。世界中いろいろなところからお客さんがいらしています^^
チェックイン

ロビーで座ってチェックインです。ウェルカムドリンクのメニューです。

今回の宿泊費は、最後に公開します。

こちらは古代米大福。中にずんだの入った甘さ控えめでちょっと変わった食感の美味しい大福です^^

途中、貸切風呂の場所や使い方について説明をしてもらいながら、お部屋まで案内をしてもらいました。
藤屋 Bタイプ303号室 お部屋レビュー

3階の廊下はお部屋側が和紙、反対側と天井が簾虫籠で構成されています。
和紙は、楮(こうぞ)と三椏(みつまた)を混ぜた越前の手漉(てす)き和紙。表面に凹凸を創りだす「落水」という手法で作られています。

そして、こちらの札も何もない壁に・・お部屋の入り口がありました。まるで忍者屋敷のようですね^^

今回のお部屋は303号室。キーの黒が3階、角にある3つの穴で3階の303号室であることを表すそうです。

ドアを開けると、確かにお部屋になっています。

こちらがお部屋の全体です。障子のふすまの奥には広縁があります。

リビングは畳、手前はフローリングになっています。とてもオシャレなデザインで、銀山温泉のお宿とは思えません^^

トイレとクローゼットも和紙の壁の中にあります。実は右がトイレ、左がクローゼットです。

トイレは一般的なウォッシュレット付きのトイレです。

トイレの内鍵は昔風のカギになっていました^^

こちらがクローゼット。羽織がかけられています。

浴衣、フェイスタオル、足袋がありました。

冷蔵庫内には、ミネラルウォーターのほかに、ビールやコーラなどがありますが、ミネラルウォーターのみ無料です。

こちらは洗面です。仕切りのない開放的でおしゃれな洗面となっています。

クラシエのスキンケアセット、肌美精。

アメニティは歯ブラシ、髭剃り、シャワーキャップ、綿棒など、揃っています。

シンプルなシンクになっています。

お茶のセットもありました。

こちらがリビングに相当する10帖の和室です。今回のお部屋タイプはBタイプで、和室と広縁のあるお部屋となります(A、Cタイプについては後で解説します)。
まずは奥まで行ってみます。

障子のふすまも和紙でできていますね。

広縁の奥には銀山温泉の景色が広がります。

一見、この格子の扉が邪魔ですが・・

こちらは開くことができます。

藤屋303号室からみた銀山温泉街の景色です。
藤屋の客室はいずれも川側で2-3階にあるため、おそらくどのお部屋もほぼ同様の景色が見られると思います。
手前に見える宿が昭和館、別館古勢起屋、やなだ屋、本館古勢起屋となっています。
少し雪が減ったとはいえ、銀山温泉の雪景色、素晴らしいです♪

窓側からお部屋を見たところです。手前に広縁、奥にリビングが見えています。

天井の梁はむき出しになっています。古い梁が残されていますね。

広縁が広いのがBタイプのお部屋の特徴です。こちらのチェアに座って見る銀山温泉街は格別です^^

間接照明と和紙の壁がおしゃれですね^^

リビングにはテーブルと座椅子があります。

ポータブルテレビがありました。
藤屋について解説
藤屋の客室は全8室で、お部屋はA,B,Cの3つのタイプがあります。
Aタイプは2階と3階に3部屋あり、最も広いお部屋で、和洋室と和室があります。
今回宿泊しているBタイプは2部屋あり、どちらも3階にあります。和室10帖と広い広縁のタイプ。
Cタイプは2階と3階に3部屋、Bタイプと似ていますが、広縁が少し狭いタイプです。
料金は1泊2日、休前日、大人2名のスタンダードプランでAタイプ\50,000、Bタイプ\37,800、Cタイプ\31,800となっています。
おそらく銀山温泉では最も高額の宿泊料だと思われます。
ちなみに子供料金は7-12歳で15,000円と子連れに優しいプライスになっています^^
温泉については、大浴場はなく、5つすべてのお風呂がプライベート感の高い貸切風呂となっています。
1階には「竹のお風呂」、「ひばのお風呂」、「石のお風呂」、「地下のお風呂」があります。また3階には半露天風呂、「天空のお風呂」があります。
貸切風呂は、空いていれば無料で入ることができますが、全8室に5つのお風呂ですので、ほぼ希望通りに入ることができます。
藤屋のお湯は銀山温泉の共同泉、泉質はpH6.6のナトリウムー塩化物・硫酸塩泉、泉温は約60℃です。

お部屋でwifiが利用できます。通信速度は42Mbpsと十分ですね。
藤屋 お風呂のご紹介
では、5つの貸切風呂をご紹介します。お風呂は24時間、いつでも空いていれば入ることができます。
3階 半露天風呂 天空のお風呂

天空の湯は3階、お部屋のすぐ近くに入り口がありました。
こちらもお部屋と同様に、扉であることはわかりますが、表札などはありません。空いているかどうかは入り口の前にスリッパがあるかどうかでわかります。

こちらの内カギをかけて入ります。

脱衣スペースです。貸切風呂ですので狭めのプライベートな空間になっています。

お部屋と同様のアメニティも用意されていました。

こちらが貸切半露天風呂、天空の湯です。

周囲は木とアクリルでスリット状になっていて、光が入るようになっています。

アクリルの一部はスライドして開けることができます。こうすると半露天のようになりますね。

洗い場が用意されています。こちらも檜造りです。

湯舟は檜風呂になっていて、高級感がありますね。大人1-2人程度の大きさ、やや深めです。左奥にはジャグジーのような泡が見えます。
お湯は無色透明無臭のお湯です。

湯舟に入るとこんな感じです^^
1階 竹のお風呂
1階には、ロビーの奥の方に4つのお風呂が集まっています。まずは 。

入り口を入ると、早速両側が竹で囲まれています。

脱衣スペースは2-3人程度の広さです。アメニティなども天空の湯と同様です。こちらも周囲が竹で囲まれていますね^^

こちらがお風呂です。周囲はやはり竹で囲まれていますが、実は外とつながっていて、外気が入ってきます。

お風呂です。暗くてわかりにくいですが、石でできた大型の湯舟で、3人位入れそうです。見た目かなり高級感があります。

湯口は竹になっていました^^

洗い場が一つ用意されています。
1階 石のお風呂

石のお風呂です。脱衣スペースは最も広くなっています。周りは黒い石でできていて、高級感がありますね。

洗面のシンクは木製になっています。

湯舟は全体が高級感のある石でできていて、大人3人位は入れそうな広いお風呂になっています。

壁は全体が石でできていて、上には屋根、下は間接照明でいい雰囲気です^^

お湯は少し濁っているようにも見えますね。

洗い場が用意されています。
1階 ひばのお風呂

こちらはひばのお風呂の入り口です。竹のお風呂と同様、周囲は全体がヒバで囲まれています。

脱衣スペースの広さはほぼ同様ですが、周囲はやはりヒバで囲まれていて、とても雰囲気があります。

アメニティやシンクは同様です。

こちらがヒバのお風呂。湯舟はもちろんヒバで、大きさも十分、深さもあります。とてもいい雰囲気です^^

お風呂も周囲はヒバで囲まれています。上には屋根がありますね。

湯口もヒバ製です。お湯は他のお風呂と同様の無色透明のお湯です。加水はされているようですが、源泉かけ流しです。

洗い場も一つ用意されています。右側には玉砂利が敷かれていて、和の雰囲気です。
1階 地下のお風呂
最後に地下のお風呂をご紹介します。地下とはいっても、入り口は他の1階のお風呂と同じところに並んでいます。

地下のお風呂の入口です。周りが石で囲まれていて、石のお風呂と似た雰囲気ですが、実は奥がガラス張りになっています。

脱衣スペースです。かなり広さがありますね。洗面も洋風でオシャレです。

面白いのは、こちらの扉を開けると・・・

すぐに下に続く階段があります。洞窟のようでワクワクしますね^^

階段からお風呂を見るとこんな感じです。少し薄暗くなっていますね。

お風呂はこちらも高級感のある石の長細いお風呂で、縦に大人2名くらいの広さです。周囲は石で囲まれています。

洗い場も用意されています。
今の銀山温泉を散策してみました
夕食まで時間があったので、銀山温泉を散策してみました。

こちらからは源泉が出ていて、触ることができます。娘が触っていましたが、かなり熱いのでご注意を^^

銀山温泉街に入ってすぐのところにある「野川とうふ店」メチャ並んでいました。お客さんが戻ってきてますね^^

スイーツをいただける「伊豆の華」も橋の上まで人が並んでいました。

こちらは新しくできたスイーツのお店「わもよう」。モンブランが美味しいお店です。

モンブラン、ぜんざい、肉まんなどが売られています。イートインスペースはほとんど無いため、基本はテイクアウトです。

行ったときはモンブランはあとひとつでした。

なんとかモンブランをゲットしていただきましたよ。周りには濃厚なマロンクリーム、中は生クリームでとても柔らかい食感。上には大粒のマロンが乗っています。周りにはどら焼きの生地があり、クリームをこちらで挟んでいただくこともできますね^^

チェックイン当日は混んでいた野川豆腐店ですが、翌朝は空いていましたよ^^

名物の立ち食い生揚げを注文しました。

立ち食いではありませんが、向かいの自販機がある小屋の中で座っていただきました。
皮がパリパリ、中はフワフワ、タレは濃厚、絶品の油揚げです^^

続いて能登屋旅館の向かいにある、こちらも混み合っていた喫茶クリエ。朝の開店にあわせて行ってみました。何人か並んでいましたが、開店ということで、ギリギリすぐに入ることができました(その後すぐ並びの列ができていました😱)

SNS映えしそうなスイーツが沢山あるお店です^^

メニューです。お酒もビールからワインなどいろいろ揃っています。

コーヒーも豊富です。今回は注文しませんでしたが、アレンジコーヒーもいいですね。

人気No1の焼きココア、頼んでみました。

スイーツは抹茶のシフォンケーキをオーダー。

1階の席でしたが、向かいに能登屋旅館を見ながらスイーツをいただくことができます。

お待ちかねの焼きココア。見た目もかなりイイですね!
上のマシュマロはフワフワで熱々。ちょっと甘めです。マシュマロを頂いた後、さらにココアを楽しむことができます^^。一度に2つの味が楽しめて得した気分♪

抹茶のシフォンケーキ。こちらもフワフワで、生クリームを付けて頂きます^^

以前は銀山温泉の奥の方にあった「はいからさんのカリーパン」が、入り口の西塚菓子舗に移動していました。

いぜんはくじら餅があったところに、そばまんじゅうと銀山のお月さまがありました。

かりんとまんじゅうも尾花沢の銘菓ですね^^

新銀山まんじゅうが人気No1とのことです。初めて見ましたが、お菓子もいろいろ変わってきています。
今回は冬ということで、奥にある滝への道は積雪のため通行止めになっていました。銀坑道も現在は閉鎖中です。
ちなみに、2020年に銀山温泉を訪れた際の銀山温泉街については、動画にしてありますので、興味がありましたらぜひご覧ください。銀坑道やお店の位置が違っていたりしています。
【山形県 銀山温泉街の全貌を詳細解説】実はグルメロードだった!
夕暮れ~夜の銀山温泉

夕方になると、ガス燈に灯が灯ります。ここからが銀山温泉のいいところです^^


昼、夕方、夜と藤屋の前の橋から定点で時系列に撮影してみました。皆さんはどの時間が好きですか?
こんな非日常的な景色を存分に楽しめるのが銀山温泉に泊まるメリットですね。

藤屋もお部屋の明かりで自然にライトアップされます。やはり夜がいいですね^^
お部屋で夕食会席
さあ、お楽しみの夕食です。藤屋では、夕食、朝食ともに、全室お部屋食になっています。時間は宿から18:00と指定されました。

3人分が配膳されました。右上が子供のお膳です。

子供のお膳です。とても豪華ですね^^

ハンバーグ、フライ、グラタン、エビ、フライドポテト、スパゲッティ、ソーセージ、パイナップルなど

さらにサンドイッチです。ハムや玉子、レタスなどがサンドされています。

大人のメニュー、「銀山の冬」です。メインは鴨鍋でしょうか。

先付と前菜が配膳されていました。

食前酒は山形県産ワインです。食前酒にワインはちょっとめずらしいかなと思いますが、甘めの飲みやすいワインでした。

【前菜】(左から)金柑、生麩田楽、赤西貝、エビ化粧焼き、三味博多、子持昆布
三味博多は、干し柿とバターのミルフィーユのようなお菓子です。
生麩田楽はよもぎ麩のようですが、濃厚でモチモチの食感でした^^
赤西貝は殻に入っていますが、食べやすいように、あらかじめカットされていました。

【先付】浅月(あさつき)

【先付】湯葉

小さめのワインが1本サービスでいただけました。今回は地元高畠ワイナリーの嘉(よし)というワインをチョイス。

【座付 吸物】蟹つみれ、桜麩、三つ葉
蟹のつみれは珍しいですね。濃いめの味でいいおだしが出ていて美味しいお吸い物でした。

【造里】魚介類盛合せ
お造りはボタンエビ、タイ、マグロ、ホタテ、イカです。マグロは中トロでした^^
色んな種類のお刺身です。全体にとても柔らかいお刺身でしたが、特にイカが柔らかかったです。

【焼物】銀鱈柚庵焼き、紫しそ巻、はじかみ

【蒸物】茶碗蒸し
柔らかいトロットロの茶碗蒸しでした。

【温物】鴨鍋 見た目も鮮やかなメイン料理、鴨鍋です。
コンロでその場で温めます。

煮えてきました。うまそうです^^
鴨の出汁はやっぱり最高ですね♪お肉もとても柔らかかったです。

【凌ぎ】山菜椀子そば(手打ちそば)
冷たいお蕎麦です。山形といえばやはりそばですね^^
手打ちでできたてなので、麺の太さも少しばらつきがあり、とても新鮮な美味しいお蕎麦でした^^

【デザート】メロンとグレープフルーツ、イチゴ
夜~朝の景色
夜の景色

食事の後に、布団を敷いてくれました^^

敷き布団には厚めのマットレスのような布団を敷いてくれています。

お部屋から見た夜景です。向かいの昭和館~本館古勢起屋までの景色が素晴らしいですね^^

館内も暗めのいい雰囲気でライトアップされています。
朝の景色

朝の景色です。だいぶ暖かくなったので、雪は溶けつつありますね。朝は人が殆ど歩いていないので、銀山温泉本来の風情ある景色を見ることができます。
時間を変えて何度もこの景色を見ることが出来るのは宿泊者の特権ですね^^
お部屋で朝食膳
朝もお部屋で朝食です。時間は8:00からとなっていました。

テーブルに並んだ3人分の食事です。

こちらは大人のお膳。

子供のお膳です。オムレツ、ソーセージ、プリンなどがありますね。

焼き鮭とお漬物。

温泉の定番、温泉玉子。

山形名物の玉こんにゃくいりの煮物。

昆布の漬物でしょうか。

納豆です。

豆腐とわかめのお味噌汁。

サラダです。

ドレッシングはシーザーと胡麻。

野菜の漬物と梅干しです。

ご飯は宮城県産のひとめぼれ

湯豆腐はコンロで温めていただきました。トロットロの湯豆腐でしたよ^^

デザートはフルーツヨーグルトです。
チェックアウト

フロントでチェックアウトです。
今回の宿泊費は、家族3人で99,900円(大人41,700円、子供 16,500円でした)。
銀山温泉、藤屋いかがでしたか?
高級感とプライベート感、そして銀山温泉の景色を堪能できる素晴らしい宿泊でした。
山形県 銀山温泉 藤屋 まとめ
- 隈研吾氏デザインの和モダンな外観で、銀山温泉でもひときわ目立つ宿、藤屋に宿泊しました
- 全8室、お風呂はすべて貸切、お部屋食とプライベート感が素晴らしかったです
- 5つの個性的なお風呂も、一人あるいは家族だけで楽しめるのは最高です
- お部屋での食事も、高級感のある工夫の凝らされた食事で楽しめました^^
- 現在の銀山温泉の街並みもご紹介しています
おそらく銀山温泉では最もプライベート感の高い宿と思われます。景色も素晴らしく、銀山温泉を堪能できる宿です。
実際に宿泊したときの様子は動画にもしていますので、見やすい方で御覧ください。
【山形県 銀山温泉♨藤屋】全8室、貸切風呂のみ、お部屋食の高級プライベート宿
本記事が、銀山温泉 藤屋の情報を知りたい方や、これから行こうと検討している方々の参考になれば幸いです^^。ご質問等ありましたらお気軽にお問い合わせからどうぞ!
ためになった、他の人に紹介したい、と思われた方は、ぜひ下のリンクからSNSで紹介してください^^。

